まずはどんな求人があるのかを知る

神奈川県の特徴や人口の増減について紹介しています。神奈川県の面積は全国でも小さい方ですが、人口は東京に次いで第2位と多く、たくさんの人が暮らしています。神奈川県には全国的にも有名な観光地や温泉地が多いため、国内だけでなく外国からの観光客も多く訪れています。そのため、卸売業や小売業、飲食業が盛んなのが特徴です。また、神奈川県も出生者数よりも死亡者数の方が上回り少子高齢化に悩まされていますが、転勤で移り住んでくる人も多いため人口自体は増加傾向にあります。

神奈川県の有効求人倍率は全国平均を少し下回るくらいですが、完全失業率も全国平均を下回っているため、どちらかといえば転職しやすい県だといえます。観光客が多い神奈川県は小売業や飲食業などの接客業やサービス業の求人が多くありますが、地域によって求められる求人には差があり、川崎市や箱根などではサービス業が藤沢市などの工業地帯では技術職が多くなっています。それ以外にも医療・福祉系の求人も多く、特に少子高齢化の影響もあり高齢者の急激な増加で人材不足に陥っている介護職の求人は突出しています。

神奈川県の求人の中でも特にニーズが高い介護職ですが、高齢者の増加スピードに人材確保が追いついておらず、高齢者が一気に増えるとされている2025年には2万4,000人ほどが不足するといわれています。神奈川県には人口の多さに比例するかのようにたくさんの介護施設があります。勤務先の選択肢が多くいろいろ選ぶことができるため、短いスパンで転職を繰り返す人もいます。その一方で同じ施設に10年以上働いている人もいるなど、神奈川県の介護職は二極化しているのが現状です。